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【海外PR事例】ブラジルのファッションブランドが行った、世界初のフィジタルなプロモーションとは?

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  • 海外PR/マーケティング

O2O (オンライン・トゥ・オフライン)と似た意味合いを持った「フィジタル」という言葉があります。Physical(身体的)とDigital(デジタル)を掛け合わした造語で、オフラインとオンラインの世界を融合させるマーケティング活動のことを指します。

ブラジル最大手のファッションブランド「C&A」は、ブラジルのみならずメキシコ、中国、そしてヨーロッパの20か国に1500店舗以上を持つ大手アパレルメーカー。そんな「C&A」が行ったフィジタルマーケティングが、ユニークであると世界中で話題を呼んでいます。

店内に入るとびっくり!バンガーに掲げられたデジタル数字?

「C&A」が店舗に実装したフィジタルなマーケティングは、他のお店ではおそらく見たことのない驚くものでした。外から見ると、どこにでもありそうなアパレルショップに見えますが、一歩店内に入るとそれぞれのハンガーに数字が示されています。

この数字、なんと同社のFacebookページで紹介された洋服の「いいね!」の数。オンラインで連動しており、その数はすぐにそれぞれの洋服のハンガーに反映されるのだそうです。

O2Oマーケティングを考えたとき、オンラインでのプロモーションから店舗誘導へ促すという流れが一般的です。しかし、「C&A」が実施した「いいね!」の数がわかるハンガーは、ふらりとお店に立ち寄った人が、ハンガーを見て、その場で写真を撮ってソーシャルメディアで投稿したり、家に帰って同社のFacebookページを確認したくなるもの。ユーザーにオンラインとオフラインを行き来させることで、ブランディングの強化につなげるプロモーション活動ではないでしょうか。

つまらない広告なんていわせない!ファッション雑誌に実装したフィジタル

さらに「C&A」のユニークなフィジタルの取り組みは終わりません。2014年9月には、マイクロソフト社とTM Brasil社との共同開発で、ファッション雑誌の中に「いいね!」を埋め込むことに成功。

そのカラクリは、あらかじめ携帯電話の通信サービスを提供しているTIM社の会員としてFacebookのアカウント情報を登録しておき、個人用にカスタマイズされたファッション雑誌から、「いいね!」を押すと自分のFacebookページに反映される仕組みになっています。ターゲットがつい参加してみたくなるユニークさと、新しい技術を取り入れた話題作りがうまいと言えます。

日本人にも向いているフィジタルなプロモーション

最先端技術にユニークさを取り入れて、宣伝活動を行うアパレルブランド「C&A」のプロモーションは、話題を集めながらブランディングの向上につなげていくことができます。みんなと同じものを欲しがる傾向にある日本人に向けて、今回ご紹介したようなハンガーや雑誌を使ったマーケティング活動は効果的で、話題も作りやすいのではないでしょうか。


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