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広告を出さないスターバックスのマーケティング戦略とは?

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  • 戦略PR/広報

スターバックスといえば、広告を出さない主義で有名なのはご存じの方も多いのではないでしょうか。それでも、競争が激しい飲食業界で確固たるブランドを築き上げているスターバックス。今回は、広告を出さずに有名になったスターバックスのプロモーション戦略をご紹介します。

ブランドは現場で作られる

スターバックスが「おいしいコーヒーを優雅な空間で楽しめる」というブランドを築けたのは、広告プロモーションではありませんでした。何よりも、店に訪れたお客様へ「店内体験」を楽しんでもらうことで、また来たくなる、また飲みたくなるスターバックスというブランドを築いていったのです。

そのおもてなしは、従来のカフェとは比べ物になりません。これまでのカフェにありがちな、固いイスや、タバコの煙が蔓延している店内。さらには、安っぽいコーヒーの味はスターバックスにはありません。

店内はどこも落ち着いた雰囲気で、ホテルラウンジにあるようなソファのイスが置かれています。さらに、いち早く店内の無料Wifiを導入し、ノートパソコン用のコンセントを用意。バリスタとよばれる店内のスタッフへの教育も徹底しています。お客様を満足させることを第一に、考えてきたスターバックスは、「広告」ではなく「店舗体験」を通じてブランド力を強化していったのです。

安売りはせずに、「スタバらしさ」を追求する

スターバックスでは、安売りをするということはありません。リーマンショック後、スターバックスの経営が思うようにいかなかったとき、社内で「セットメニューを作って安くしたほうがいい」「クーポン券を配ってみてはどうか」などの声があったそうです。それでもスターバックスで安売りがされることはありませんでした。

利益を増やすために、原価を下げたりするなどして経営を立て直そうと考えるのは従来の経営方法かもしれません。しかし、それをしてスターバックスのブランドが壊れてしまっては、これまでの努力が水の泡となってしまいます。スターバックスでは、道を踏み外すことなく、「スタバらしさ」を追求することで、ブランドイメージを崩すことなく成長してきたのです。

限定商品で注目を集める

そんなスターバックスの強みとなっているのが、限定商品。2014年4月には、バナナをまるごと1本使用した「バナナフラペチーノ」を期間限定で販売し、完売する店舗も出たそうです。さらに、5月のクッキーや6月のコーヒーゼリー、7月にはイチゴを使用した、期間限定フラペチーノを販売して売上拡大につなげました。

安売りはしなくても、限定商品を出すことは、口コミとなって注目を集めます。トールサイズが610円(税別)という決して安い値段ではないにもかからず、完売になってしまうほどの人気になるのも「質にこだわる」スターバックスのブランド力ではないでしょうか。

見た目よりも中身が大切

お客様の店内体験を何よりも大切にしたスターバックス。広告でブランドのイメージを築こうとする大手企業とは違い、一度店内に訪れてくれたお客様に満足のいくひと時を過ごしてもらう。「広告」という外見ではなく、「店舗」という現場にこだわることで、お客様から愛されるスターバックスへと成長してきたのではないでしょうか。

参考:
http://toyokeizai.net/articles/-/47939
http://biz-journal.jp/2013/10/post_3098.html


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この記事を書いた人

代表取締役 村上崇

国立津山高専電子制御科にてロボットエ学を専攻。報道番組のディレクターとして数々の事件、政治、トレンド情報などのリサーチから取材、リポート、編集まで幅広く手がけ、情報収集と情報発信の礎を築く。その後、PRコンサルティングファームにてIT、WEB、東証一部上場企業、グローバルブランドグループ企業、官庁など幅広い業種のPR&マーケティングコンサルティングを手がけて独立。戦略PRおよびデジタルマーケティングを中心とした株式会社カーツメディアワークスを設立。著書:「図解でわかるGoogleマーケティング」「クラウド情報整理術」「新しいWebマーケティングハンドブック」など5冊を執筆。連載実績:医療専門雑誌、金融機関向け専門誌等

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