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プレスツアーとは?ホテル広報が体験型イベントを成功させる企画とメディア誘致のコツ

記者会見・発表会で成果を出すなら、プロに任せるのが
正解
はじめての「記者発表会」
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ホテルでは、開業やリニューアルに合わせて、メディアを招待して施設や周辺を案内する「プレスツアー」や「内覧会」を実施することがあります。その企画と実行が、報道の成否を分けます。本記事では、ホテルの広報担当者がプレスツアーをはじめとする体験型イベントを自ら成功させるためのポイントを、カーツメディアワークス PR事業部 戦略PR局 執行役員 小石茉奈美が準備資料から当日のメディア誘致まで解説します。

ファクトシート(ファクトブック)とは|広報担当者がまず用意すべき基本資料

ファクトシートとは、ホテルの基本情報や強みをまとめ、メディアへのアプローチや取材時の基礎資料となる資料です。プレスツアーや内覧会で深掘りした記事を書いてもらうための土台になるため、広報担当者がまず用意しておきたい資料です。

作成の前に、まず「どのような情報を打ち出したいか」「どのメディアに取り上げられたいか」「目指すゴールは何か」を自分たちで整理しましょう。そのうえでPR施策・企画を設計し、全体スケジュールや各コンテンツの詳細スケジュール、メディアリストを作成します。

ファクトシートには、支配人やレストランのシェフなど主要な人物へのインタビューも取り入れ、ホテルのベース情報や強みを網羅します。

「メディアは取材だけでなく、ファクトシートの正確な情報をもとに記事を書くことが多いもの。だからこそ構成と内容の質が重要です。内覧会やプレスツアーではプレスキットとして配布し、情報が更新されるたびにアップデートしていきましょう」(小石)

プレスツアーとは|メディアごとの「切り口」を自分で設計する

プレスツアーとは、メディアに実際の宿泊・飲食などを体験してもらい、深掘りした報道・記事につなげる体験型イベントです。成否を分けるのは、招待して終わりにせず、メディアごとに異なる「切り口(独自の価値)」を広報側で用意できるかどうかです。

「お客様と同じ宿泊・飲食を体験してもらうことで、深掘りした情報を取り上げてもらうことを狙います。近郊なら1泊2日、遠方や海外では2泊3日以上になることもあります」(小石)

メディアごとに対象読者や番組のトーンは大きく異なります。そのため、すべてのメディアに同じ切り口で当たるのではなく、各メディアが興味を持つ切り口を事前に設計して提案することが大切です。たとえば次のように、媒体特性に合わせて打ち出すテーマを変えます。

  • 20代後半〜30代の女性WEBメディア:女子旅、カップルでの過ごし方
  • ホテル・トラベル系専門メディア:最先端アクティビティの初体験
  • ママ・主婦層WEBメディア:家族旅行、夫婦旅
  • 50代以降の女性WEBメディア:子育てを終えたシニア夫婦旅行

また、施設案内だけでなく、宿泊に合わせた観光のポイントも紹介すると、「このホテルに泊まると、こんな体験もできる」という複合的な魅力を伝えられます。そのため、事前に周辺の観光スポットをリサーチし、「昼間に近くの海でSUP体験」「近隣で陶芸体験」などをツアーに組み込むのも効果的です。

「過去には2日間のプレスツアーで約20のメディアを招待し、媒体ごとに切り口を変えて提案した事例もあります。多面的に魅力を伝えてもらうには、この“切り口の設計”が欠かせません」(小石)

ターゲットメディアに来てもらうコツ|広報が押さえる誘致のポイント

狙ったメディアにプレスツアーへ来てもらうには、メディアリレーションを土台に、相手に合わせた報道価値を設計し、個別アプローチを徹底することが欠かせません。案内状を一斉送付するだけでは、ほとんど参加にはつながりません。

「メディアには日々多数の取材先候補やプレスリリースが届いています。確実に来てもらうには、関係づくりと、相手に合わせた報道価値の設計・提案が何よりも大切です」(小石)

また、資料をメールで送るだけでは、招待に結びつきにくいのが実情です。多数の取材候補のなかから関心を持ってもらうには、アナログな手法ではありますが、電話などによる個別アプローチも有効です。編集部だけでなく、ジャーナリストやライターに対しても、読者や媒体特性に合わせた提案を行いましょう

「メディアリレーションはすぐに築けるものではありません。日頃から接点を持ち、相手の関心を把握しておくことが、いざというときの誘致につながります。」(小石)

ホテルPRの主な手法|内覧会・インフルエンサー・インバウンド施策

ホテルPRの手法はプレスツアーだけではありません。ホテルの状況・予算・ターゲットに合わせて、内覧会、インフルエンサー施策、インバウンド施策などを組み合わせると効果的です。

オープン時などに多数のメディアを招待して案内します。プレスツアーよりも多くのメディアを招待できるため、説明が行き届くようグループ分けして実施するとよいでしょう。「ただ食べるだけでなく、シェフから直接こだわりやストーリーを聞きたい」という要望も多いため、その場でインタビューをセッティングできると、深掘りした記事につながります。

影響力の高いインフルエンサーにホテルを体験してもらい、Instagram・TikTok・YouTubeなどでの発信・拡散を狙います。新規オープンやリニューアルに限らず、季節ごとの新メニューや宿泊プランに合わせて継続的に体験してもらうと、認知を高めやすくなります。

海外メディアへの掲載を狙うと、インバウンド集客に直接つなげられます。海外メディアへ情報を一斉配信できるサービス「Global PR Wire」のような配信サービスを活用する方法もあります。

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著者

株式会社カーツメディアワークス
PR事業部 戦略PR局執行役員

小石 茉奈美

実績

  • 日本初上陸ブランドの認知向上PR
  • 技術系メーカーの広報戦略支援
  • 大型イベント・展示会PR企画・運営
    等多数
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