導入事例

【PR戦略成功事例】ドラッグストア新業態の「美容特化型店舗」広報戦略

記者会見・発表会で成果を出すなら、プロに任せるのが
正解
はじめての「記者発表会」
サービス概要資料

― メディア露出とSNS拡散でブランド認知を一気に向上 ―

概要

国内大手ドラッグストアチェーンが、新業態として「美容」に特化した店舗を新規オープン。本事例では、オープン前から話題を醸成し、競合ひしめく立地でブランド認知を高めるために行ったPR戦略を紹介する。
ターゲットは20〜40代女性を中心とした美容感度の高い層。既存のドラッグストアが持つ「日用品・医薬品中心」という印象を刷新し、「女性の美と健康をサポートする拠点」という新たなブランドイメージを確立することが狙いだった。
戦略は二本柱。第一に、メディア向け・インフルエンサー向けの「体験型内覧会」による報道とSNS拡散。第二に、オープン前からInstagramで「気になる存在」としてフォロワーの期待を高める施策である。結果、テレビや美容系メディアで多数取り上げられ、報道連鎖を起こした。

課題

新業態店舗の立地は、国内外の有名ブランドが軒を連ねる激戦区。消費者は日々、最新かつ魅力的なショップ情報に触れており、オープン初期から強い印象を残さなければ埋もれてしまうリスクが高かった。
また、大手ドラッグストアという業態自体が抱える課題もあった。多くの人にとって、ドラッグストアは「日用品や医薬品を手軽に買える場所」という実用性重視のイメージが強く、「美容・トレンド発信の場」という印象はほとんどない。このギャップを埋め、新業態のコンセプトを的確に伝える必要があった。
さらに、この企業は過去にも大手広告代理店と共にPR施策を実施してきたが、目新しさや差別化が十分でないと、メディア掲載やSNSでの話題化に限界があることも経験していた。そのため、今回は消費者が「なぜドラッグストアが美容?」と感じる疑問を逆手に取り、それを魅力的に解消するストーリー設計が求められた。

ソリューション

1. メディア向け・インフルエンサー向けPRイベント

オープン直前に2種類の内覧会を開催。

  • プレス向け内覧会:テレビやビジネス系メディアに向け、正式なオープンセレモニーを実施。ブランドコンセプトや市場背景を明確に伝えることで信頼性の高い報道を狙った。
  • 体験型内覧会:美容・女性系メディアやインフルエンサーを招き、“インスタ映え”を意識した空間演出を用意。有名メイクアップアーティストをキャスティングし、本人にメイクを施してもらえる体験価値の提供、フォトスポットを設置し、フォトジェニックな体験を提供した。これにより、来場者のSNS投稿を通じた自然拡散を促進した。

2. Instagramによる事前話題化

新店舗のブランドアカウントをオープン前から運用。「何だろう?」と思わせるティーザー的な写真や動画を投稿し、美容系インフルエンサーの興味を引きつけた。インフルエンサーがフォロワーに情報を共有することで、ターゲット層に自然にリーチ。オープン当日まで期待感を高める仕掛けとした。

この二本柱により、「なぜドラッグストアが美容?」という疑問を、イベント体験やSNS投稿を通じて「だからこそ新しい」という納得感に変える設計となった。

結果・成果

施策の結果、テレビ報道は『WBS(ワールドビジネスサテライト)』や『めざましテレビ』などの情報番組を中心に5番組で取り上げられた。信頼性が高く、幅広い視聴者層への訴求力があるため、ブランドの社会的認知度を一気に押し上げた。
また、有名メイクアップアーティストのキャスティング効果もあり、女性・美容系メディアなどへの掲載も獲得。美容感度の高い女性層へのブランド浸透が進んだ。
さらに、ビジネス系Webメディアにも多数掲載され、幅広い層から「話題性のある新店舗」として認知されることに成功した。
今回の事例は、メディア露出とSNS拡散を組み合わせた「総合型アプローチ」の成功例であり、特にオープン前からの期待醸成と、美容特化の必然性をストーリーで語る手法は、他業種の新業態開発やブランド刷新にも応用可能である。

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