【大手製薬会社さま】デジタルPR戦略によるブランドレピテーション回復と事業収益の柱構築事例
クライアント概要と取り組みの背景
クライアントである製薬会社さまは、希少疾患向けの医薬品開発・製造を強みとしています。本施策の背景には、過去の評判の低下があり、ブランド価値向上、認知度向上、そしてレピテーション(評判)回復が最大の目的でした。
弊社はデジタルPR部門として、オウンドメディアを活用したコンテンツ発信をメインに、多角的な施策を展開しました。
| ターゲット | 目的 |
| 医療従事者 | 認知拡大、ブランド価値向上 |
| 社員 | エンゲージメント向上、情報共有促進 |
| 患者・求職者 | 認知拡大、レピテーション回復 |
実施した主な施策
オウンドメディアコンテンツ施策
企業カルチャーを発信するため、外部ライターによる社員インタビュー記事を制作し、ウェブサイトへの掲載およびFacebookへの投稿を実施しました。
- Facebook運用: 月に最低10本、多い時には20本以上の投稿を実施し、インフォグラフィック制作も含む多様なコンテンツを展開しました。
YouTubeチャネル運用と番組制作
企業が運用するYouTubeアカウントの「見え方」を整理し、「第2のホームページ」と位置づけて運用を強化しました。
- チャネル整理: 再生リストの作成、過去動画を含むタイトル・概要欄・サムネイルの差し替えを行い、視聴者が見やすいよう整備しました。
- YouTube番組制作: 企業カルチャー発信を目的としたYouTube番組を制作し、キャスティングや台本作成、撮影、編集に関与しました。
デジタル広告運用
コンテンツのリーチを確保するため、多岐にわたるデジタル広告運用を実施しました。
- 広告の種類: 各Facebook投稿への広告、YouTube番組へのYouTube広告、市民公開講座の告知・集客広告、特定の日に関連する啓発を目的としたInstagram広告など。
- 分析: 動画再生の達成度やチャンネル登録者獲得単価などを分析し、レポートを作成しました。
社内向け配信番組とローカライズ
社内向け施策として、エンゲージメント向上と部署間の情報共有を目的に、毎月、社内向け配信番組を全14回実施しました。
- ローカライズ: スイス本社動画の日本語字幕・吹き替えの追加、社員インタビューやVlog風動画の制作、SNS用のGIF動画制作などの対応を行いました。
成果と成功のポイント
本案件は、弊社デジタルPR部門にとって最大のクライアントとなり、収益の柱となりました。
- 社内浸透: 社内向け配信番組は毎回900人から1,000人程度の視聴者を集め、視聴率は30〜40%に達しました。
成功要因: YouTubeチャネル運用などの分野にも「プロ」として取り組み、クライアントとの信頼関係を築きながら、動画制作や広告運用といったクロスセルを進めていったことが成功につながりました。