Facebookのニュースフル記事提供とハイアールの冷蔵庫ディスプレイから考えるメディアの未来Facebookのニュースフル記事提供とハイアールの冷蔵庫ディスプレイから考えるメディアの未来

Facebookのニュースフル記事提供とハイアールの冷蔵庫ディスプレイから考えるメディアの未来

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Facebookのニュースフル記事提供のインパクト

先日ニュースで少し話題になったFacebookのニュースのフル記事提供

以前からそのようなお話があったようですがここにきてニューヨーク・タイムズやBuzzFeedから実施する動きがあるようですね。


知らない人のために簡単に解説すると、例えばYahooにメディア各社が記事コンテンツを提供しているように、 Facebookもパートナーメディア各社からニュースを提供してもらって、Facebook内でニュース記事をフルで公開、そこから得た広告収益をメディア各社に分配する、という内容です。


これの何がインパクトなのか?というと「フル記事の提供」という部分です。

今まで流入を増やすためにメディア側がタイトルやリード文などをFacebookページで公開して、

フル記事を読みたい人がそのURLなどクリックしてメディアサイトに流入させる、ということを実施していました。


しかし、今回のニュースの特筆すべき点である「フル記事の提供」というのはFacebook内で「読了」させてしまうというものです。

つまり オウンドメディアにアクセス流入させる必要はないわけです。 これはメディア各社は広告収益が主体なわけですから脅威ですよね。単純に考えれば。


 今やオウンドメディアへのアクセス流入にFacebookページとTwitterは欠かせない存在です。

 これらソーシャルメディアがなければメディア各社の閲覧数は大きく下がってしまいます。それほど大きな存在です。

当社もコンテンツマーケティングを実施する際は、必ずソーシャルメディア運営とセットでお客様に提供しており、立ち上げたばかりのメディアのコンテンツをターゲットに届けるには今のところソーシャルメディア以外にないと言い切れるほどです。


コンテンツ消費から考えるメディアの未来

案の定、アメリカのメディア界隈でもこのFacebookの件は論争になったようですが、原点に立ち戻ってみると以外と答えは簡単です。


私達、消費者はテレビでは画面ではなく番組内容を見て、新聞であれば紙をみているのではなくコンテンツを見ています。

ニュースやコラム、インフォグラフィックなどコンテンツも、スマニューだろうがグノシーだろうがYahooだろうがFacebookだろうがデバイスやプラットフォームはなんでもいいのです。便利な方を選ぶ。結局のところユーザーはサイトやデバイスを見ているのではなく、コンテンツを消費していく立場なのです。


いつの時代も テクノロジーの力でコンテンツの届け方が移り変わります。

印刷や製本、インターネットとPC、高速通信とスマホと進化してきて、これからは高速通信がスマホだけでなく家電や車、家、街全体にも広がります。

デバイスでいえば、オキュラスやマジックリープ、GoogleGlassやスマートコンタクトレンズ、さらには人工知能の発達によって今後は思いもよらない「コンテンツ消費」の仕方が一般的になるはずです。


今年1月、ハイアールが発表した冷蔵庫のドアがディスプレイになっている「DIGI(デジ)」。

アマダナとのコラボで生まれたこの冷蔵庫にもメディアの近未来を垣間見ることができます。

私の周りの人たちはこの新製品を冷ややかな目で見ている人が多いですが馬鹿にしてはいけません。

「冷蔵庫をメディアにする」という大胆な発想を巨大家電メーカーがやってのけること、それが失敗しようがすまいが企業姿勢は素晴らしくメディアの未来を位置づける1つの指標になるでしょう。


イノベーターは常にリスクを理解した上で投入し、そこから得られるデータを未来に活かすもの。例え今回のディスプレイ付き冷蔵庫が売れなくても必ず近い未来では家電をメディア化する動きは出てきます。次は車や洗面台、お風呂、トイレかもしれませんね。


話しは飛んでしまいますが、私達はいつも両目でメディア(媒体)をみて、信号を脳に送り、脳が理解して初めてコンテンツを消費します。

未来は、この脳に直接アクセスする、つまり視覚や聴覚ではなく「脳」を直接操作することができるアクセス方法(メディア&デバイス)と脳に刺激を与えるコンテンツだけが生き残ると勝手に予測しています。


要は感覚とは「脳」の仕業なので、メディアを介さず「脳」に体験を与える、という映画「マトリックス」の世界です。そうなると最後のメディア(媒体)は「言葉そのもの」「映像」(想像)、「音楽・音声」「食感」「嗅覚」「触感」「感情」だったりするわけですね。


ここに私たちのようなメディアビジネス、コンテンツマーケティングを提供している企業が生き残る大きなヒントや道標があるように思います。


とんでもない話になってしまいましたが、今後も1つのニュースから未来を自分なりに紐解いてみたいとと思います。



このコラムの投稿者

村上 崇(むらかみ たかし) 代表取締役/CEO
国立津山高専電子制御科にてロボットエ学を専攻。報道番組のディレクターとして数々の事件、政治、トレンド情報などのリサーチから取材、リポート、編集まで幅広く手がけ、情報収集と情報発信の礎を築く。その後、PRコンサルティングファームにて東証一部上場企業、グローバル企業などのブランディング及びクロスメディア戦略コンサルティングを手がけ独立。コンテンツマーケティングおよび戦略PRを中心とした株式会社カーツメディアワークスを設立。

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